久しぶりの夕食

やっと目的地に到着し、他の同行者と無事に合流できました。ほっと緊張がゆるんだのを感じました。標高約3,000メートルほどの高地に初めて来ました。高山病に注意するようにということで、走ったりしないように、水分を多くとるようにとガイドさんからアドバイスされました。すでに午後3時くらいだったので、すぐに車に乗り込んでホテルに向かいました。

ホテルまで車で約3時間ほど走りました。きれいな夕焼けをみることもできましたがあっというまにあたりは真っ暗で、車にゆられていたこともすっかり眠ってしまい、気が付いたらホテルについていました。車から降りると、かなり冷え込んでいて、ああ、失敗したとさっそく思いました。 

事前の情報から、寒暖差があって、おもったより寒いことはわかっていました。イメージ的に3月後半の東京です。暖かい日もありますが、冷えると2月を感じるような気温になるというなんともやっかいな気候です。暖かいほうに触れると、初夏の東京のようになるのでさらに面倒でした。

暖房はありましたがそれでも肌寒く、追加の小型の暖房器具を部屋にいれてもらい、それでも不安な私たちは、ホテルの片隅にあった小さなお店に意識がまっさきにいって、到着早々、アルパカのブランケットやニットを買い込みました。東京に戻っても使えるしと、軽くお土産のようなつもりでしたが、これが翌日から大いに役立ち私の体調維持にとても貢献してくれたのです。きっとここで買ってなかったら風邪から熱でも出していたのではないかと思います。

久しぶりにきちんと座って夕食をとることができました。郷土料理的なものをそれぞれ頼んで、到着第1弾の食事が始まりました。長時間のフライトで疲れていたことと、かなりの冷え込みであまり食欲もなかったので、暖かいスープを頼みました。ここではごく一般的に食べられているポテトベースのスープでアボカドとチーズが少しはいっているものでした。これだけだと、非常に好みな感じで、まだかまだかとワインを飲みながら待っていたのでした。ああ、そうなんです、私は子供じみているのですが、スープと名の付くものが大好きなんです。ちょっとわくわくするくらい好きなんです。和洋中とわず、みると注文してしまうのです。これも、意識を向けてみないといけないと思いながらわすれていました。

そして、とうとうスープが運ばれてきました。パセリのような緑のものが散らせられて目にも美しくて、おもったよりたくさんアボカドも入っていて、テンションが少し上がりました。一口、口に運んでわぁっ美味しいと思った2秒後くらいに、「あっ」と暗雲が立ち込めてきました。まさかと自分の味覚を疑いました。そんなはずはない、何かの間違いだと思い、もう一口運びました。ささやかな期待は完全に裏切られました。目にもきれいな緑は、私の食べられない、というか気分を悪くするパクチーだったのです。

パクチーはアジアのもので、特にタイや中華ででてくるものという認識があり、まさかはるか遠い南米で出会うとは夢にも思いませんでした。すぐにグーグルで検索し、何がおこっているのか調べてみました。同じ植物ですが、少し品種の違うパクチーの仲間がシナントロという名前でこの国で食べられていたのです。一気にテンションは下がり、これからの日々をどう過ごそうかと気がめいりました。今思えば向き合って食べてみたらよかったのですが、長旅の疲れもありそこまではできませんでした。翌日から何か食べるたびに、シナントロを入れないでほしいとリクエストすることになりました。

リクエストさえすれば、どこも入れないで対応してくれるので、その後は問題なく食事を楽しむことができました。しかし、不意うちをくらったようなパクチーとの出会いをもっと大切にしておけばよかったかもとこれを書きながら思いました。

これ以外にも嫌いな食べ物がいくつかあって、インナーチャイルドになっているものさえあるなという感じです。 プロセルがすすめば食べられるようになるかもとおもいながら、全くその辺には手をつけられていません。ここでも自分の課題が露呈したのでした。 

私の特定の食品に対する嫌悪は、過去生も関係していそうですが、そんなはるか昔に言い訳してもしかたないので、お箸の持ち方しかりで、なんとか克服できたらいいなと思いました。














睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵