時間の感覚

時間の感覚は、人によって随分違います。その人といっても、状況や環境によって随分異なるでしょう。同じ5分でもとても長くて早く過ぎ去らないかと思う5分もあれば、あっという間でもっと時間があればいいのにと感じる5分もあります。


私はどちらかというと時間に対する感覚に敏感で、過ぎ去ってしまうもの、取り戻しのきかないもの、戻れないもの、といった感じの意味づけをしてるところがあります。ともすればとてもせっかちで、生き急いでいる感もあるかもしれません。限りある時間を有効に、無駄なく使いたいと思う傾向が強いかなと思います。


この傾向は、タスクをこなしたりするときには追い風になりますが、のんびりするのが苦手になりがちでした。しかし、最近はポジティブな側面を残しつつ、のんびりすることもできるようになってきたので、両者は相対立するものではなく、対峙のありようによっては並列的に存在可能な価値観だと思えるようになってきました。


マイペースというのは、自分の心地のいい感覚で時間を過ごす、何かを行う事といった意味合いでしょうか。これが成立しないと、人は疲れたり、気分が萎えたり、そして、最終的には自分らしい生き方ができません。そのため、昨今ではこのマイペースは美徳のようにまたは最重要な価値観くらいの様子があります。


私も大切にするべき価値感ではあると思っています。だからこそ、私も私のペースを尊重しながら、関わる人のペースも尊重するように意識しています。しかし、時に、現実からの逃げであることもあるので注意が必要です。この線引き、見極めはある意味高度で、客観的な自己認識ができないと難しいものなのかもしれません。ただの現実逃避や回避行動をマイペースという言葉でけむに巻いている場合もあります。


一般的な価値観とは異なりそうですが、他人をけむにまくためのマイペース理論はどんどん使っていいのではないかと思っています。時に、自己中心的に他人を自分のペースに巻き込もうとする人もかなりいるので。しかし、自分が自分に言い訳するためのマイペース理論は主張しないほうがいい場合が多いと思っています。


時にこの魔法の言葉は本当は真摯に向き合い対峙することが必要な時に、それをさせない魔力もあります。今、この瞬間は自分を自分で幸せにするためにマイペースではだめな時、ここぞという時に自分をごまかす言い訳にはしないでほしいなと思いました。時流なのでしょうか、内面の変化もなにもかもの流れのスピードが、せっかちな私ですら早いなと感じます。あっという間に、違う次元に取り残されはしないかと感じることもあります。

睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵