食べたいもの

急に「お肉食べたい」「ケーキ食べたい」「〇〇食べたい」と感じることが誰しもあることではないでしょうか。特に、テレビや何かで見たり聞いたりすると、とたんにそれが食べたくなるというのは面白い現象だと私は思います。しかし、どうも周囲からは、そんなの当たり前じゃないという意見をよく耳にします。それくらい、何らかの刺激で自分の食べたいものは影響されているといことなのですが。


この影響は、物理的な刺激ばかりではありません。過去の記憶や体験、季節の移り変わりなども含めて影響をうけているわけですが、もちろん、心理的な影響でも食べたいと思うものは異なります。よく聞く話は、ストレスで過食になるとか拒食になるというあたりでしょうか。これは食べる量に関するものですが、当然、質や内容も変化します。


そして、食べたいと感じる、この感覚は別の視点でみると、肉体的な体感によって欲している食べたいなのか、心理的な要因で食べたいとおもっているのかという「欲する源」が異なります。外的な刺激によってどこがどう刺激されて反応しているのか、じっくり観察したことのある人はどれほどいるのでしょうか。


少し前、私個人的に、「重い」なと思っている課題があってそこに意識をむけざるを得ない時期がありました。以前よりはストレス感は減っているものの、それでもなかなか解消し、前進するにいたらず停滞感も感じていました。食欲はないわけでもないけれど、そんなにおなかがすくわけでもなくという感じでした。勝手な話ですが、自分が食べる気が落ちていると、料理する気も減退していました。


そうなると、生の野菜や魚、お肉などのたんぱく質をとる料や質がおちます。自分で調理する機会がへるとなりがちです。最初は機会がへっているからであるととらえていました。今は、向き合うことを優先して、日常の食事は少し手をぬくのを良しとする選択でした。


しばらくして、そんな停滞期を抜けました。完全解決ではないにしても、喉に引っかかっていた骨がとれたようにずいぶんすっきりしました。そうなると、とたんに、「生のフレッシュなものが食べたい」、米や小麦ではない、たんぱく質が食べたいという感覚がはっきり認識できるくらいに感じられたのです。


あまりにもわかりやすすぎて面白いなと思いました。対峙している間は、感情がゆれたり反応がでたりして状態が悪く、そうなると体はよりその悪いほうに向きやすくなるような体を作ろうと負荷がかかるものだと。そして、改善の基調にのりだすと、とたんに体もデトックスし、エネルギーの湧きやすいものを欲するのだと。


かれこれ、10数年は、食事にはあれこれ気をつけて体質改善をしてきました。心と食べたいと思うものの関係も頭では理解していました。しかし、ここまで実感をもって体験したのは初めてで、食の大切さも心理的な状態の安定もいずれも甲乙つけがたく人生に大きな影響があるので、大切にしていこうと思いました。

睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵