共通の趣味

私と主人には共通の趣味はありません。食べ物の好みも違うものが多いです。着る物や読む本も全く違います。主人は煙草を吸いますが、私は吸わない。休日、一緒にでかけることは今は、あまりないです、子供も大きくなったので。かといって出かけないと決めているわけでもないのです。一緒に行動するとしたら、夏の旅行と年末年始の帰省くらいです。あとは友人と食事をするときなど。一緒に食事をしても、美味しいと共感できるものもあれば、私は食べないものを主人が頼んで一人で嬉しそうに食べていることもあります。逆もしかりです。


昔は、結婚生活をうまくやるためには共通の趣味がないと、という話を聞きかじり共通の趣味や話題があるものを何とか持とうとしました。でも、無理でした。主人は音楽が好きで楽器もやりますが、私は史上最悪の音痴で、彼の音楽の好みも理解できないのです。スポーツクラブに一緒に通うということもやってみました。でも、続きませんでした。ゴルフややらないし、映画を見ようとしても決まらない。


そんな風に考えていたころは、お互いを尊重している雰囲気がありましたが、実のところは尊重できていなかったのです。時間を一緒に過ごすことに意味があると思っていましたが、過ごせば過ごすほどストレスを感じることが多かったです。自分のことでお互いが精いっぱいで、相手の状況を鑑みる余裕はなかったのです。特に主人は、体調が悪い時期、アレルギーがあるのでその具合で辛い時期でもあったのです。そのため、お互いが自分のことで精いっぱいで、ちょっとしたことで衝突もしていました。


勿論今でも、大きな議論、つまりはけんかになることもあります。でも、以前のような居心地の悪さはなくなりました。一日中一緒にいなくてもどうってことはないし、いてもそれなりに過ごせる。一人の時間はそれで楽しいし、いてくれても楽しいことはあるわけです。非常にポジティブな意味で、いても居なくもいいという感じです。


こんな感覚になってきたのは、私がヒーリングを受けて、数年後に主人もヒーリングをうけ、自分の内面に意識を向け始めてからさらに数年後のことです。そうなってくると、共通の趣味は全く不要なのです。何か趣味によってバインドしないと関係が維持できないというのは、どこかで軋轢があってその軋轢を趣味でプラマイゼロにしないといけないという事かなと思います。そもそも軋轢がなければ、趣味がなくても、ただそこにお互いいればそれで問題は起きないでしょう。


何かひっぱるもの、つなげるものがないと、それは子供であったりもするでしょう、がないと関係が維持できないパートナーというのは、相手に問題があるわけでもなくて、自分自身のなかに何か解決しないといけない問題がある場合がほとんでしょう。たいていは、問題を相手に求め、相手がかわってくれない、こんなに気を使っているのに、とポイントをずらしてしまっている可能性があるでしょう。共通の趣味がなくても、あったらあったでなおよいことでしょうが、うまく関係が維持できる可能性は十分あります。共通の趣味がないからというのは、ある意味言い訳かもしれません。

睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵