遅刻

数日前、朝からクライアントを訪問する予定があり自宅から直接いく段取りをしていました。しかしアポイントが10時だったのでいつもより自宅を出る時間は遅いということで、パソコンを立ち上げて仕事をしていました。朝のうちに電話しておきたかったところに電話しながら作業していたら、ちょっとしたミスをしていることに気が付きました。


といっても出さなくてもいい書類を出してしまったというもので、余計なことをしただけで不足があったわけではないのですが、しかし、お役所関係はそういうものでも「取下書」をだしてくれと言って来たりするので、確認の電話をまたしたりしなければと作業が増え、思っていた以上にやることがでてきたのです。誰しもよくあることではないでしょうか。これくらいで済むとおもっていたら、想定より時間がかかってしまったとか、あれもこれもと広がってしまうということが。


切も悪いしある程度メドがつくまでやると、30分から1時間は場合によっては遅刻する状態になっていました。当然しまったという感じです。でもその日は、できる限り早く用意をしてでかけようと思い片付けをして家を出ました。仕方ないので、駅までタクシーにのることにしたのですが、全然タクシーがきませんでした。来るときは信号が変わるたびにくるのに、10以上きませんでした。こないなぁと残念な気持ちになりつつ、でもまだ歩くよりはやいし、ここまでまったのだからと腹をくくってまっていたら、当然ですが、やっとつかまえることができたのです。この10分ほどの待ち時間にふと気づいた事がありました。


以前も遅刻したりしそうになってタクシーがこなくて、なんていう状況は何度もありました。そんな時の感覚は「ああ、もう全然こないじゃないか。タクシー会社がこんな時間に乗務員交替とかするから、回送ばかりでのれないじゃないか。調子悪いのにもほどがある。通勤時間に乗務員交替するなんて商売のセンスがないにもほどがある」とイライラがマックスでした。さらに、別の感覚では「ああ遅刻したら、時間通りにこない、だめな奴だと思われる。評価がさがったらどうしよう。仕事がうまくまわらなくなるかもしれない」と別の不安が妄想のように膨らんでいました。


でも、その日はそんな感覚はなかったのです。クライアントはそんなことで私の評価をさげたりネガティブにとったりしないし、タクシー会社にだって乗務員にだって都合があるからまあしょうがないよね、そんな感じでかなり気楽にタクシーをまっていたのです。


クライアントは前から特に変わらない人で、単に私の感じ方が変っただけなのです。もちろんタクシー会社の勤務体制もそのままです。変えたいなと思っていた感覚ではありました。でも、「大丈夫だよクライアントはそんなことで怒ったりしないよ。タクシー会社にだって都合があるじゃやない」と思おうといくら努力しても思えないものは思えません。それをすると次は感情の抑圧になって別の機会に爆発するだけなんです。


感覚の変化が生まれたのは、やはり感情の取扱いをできるようになったことが一番大きいように思っています。感情カウンセラーの講座で扱い方を学んで、実践したことがかなり大きなインパクトがあったのです。あとは他の取組として自己肯定感が上がってきたのだろうと推測しています。


そして、余計な感情に振り回されなくなったために、疲労感もぐっと減ってパフォーマンスがあがったこともよく実感として感じることです。数日前のような状況で、イライラや不安の中でタクシーをまつのと、そうではない状況でまつのでは疲労感は当然、違うのです。ということでその日は、電話一本いれて少し遅れますと伝え、クライアントと話をして特にいつもと変わらず滞りなく仕事は終わりました。結局遅刻も30分弱と随分短くすんだのでした。

睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵