社会主義という異世界

5泊をキューバで過ごしました。身の危険は感じませんでしたが、やはり異世界であったんだなと西側に戻ってきて感じました。閉鎖された感じ、微かな緊張感、でもその中にあるゆったりのんびりした感じ、時がとまっているかのような、今後の変化がまったくないような外観。きっと実際は、人々の感覚は変化しつつあり、スマートフォンも一定数は普及しているし、厳しい条件をクリアすれば海外にも渡航できるわけですから、今後何も変化がおきないわけではないでしょう。また、国の方針が変更、変換されればどんどん様子はかわっていくわけです。


今回、最後に滞在したホテルも象徴的です。17年ほどまえから計画はすすみつつあり、いつのタイミングで国と資本主義の会社の合弁でホテルをオープンさせるとなったのかはさだかではありませんが、他にないタイプの運営方法です。当然、私の滞在中も本社の人らしき人がいて、スタッフの教育や施設のメンテナンス状態を確認しているようでした。あきらかに、現地の人と異なるので、全く関係のない私でもわかるわけです。そんな刺激があれば変化を止めることは難しいでしょう。抵抗を感じるひとも一定数いるものの、変化を望む人もいるはずです。 


実際、ホテルで対応してくれたスタッフやガイドさんに、キューバからでたことがあるのかどうか、と尋ねたところ、もちろんないとのことでしたが、表情はなんとも言えない感じでした。それはそうでしょう、私たちのような西側の観光客を目の当たりにし、身近に接することが多くあれば、何かしら思うことはあるはずです。彼らは、翼を折られているとおもっているのかどうかも定かではありませんが、多少の諦めと、一縷の望みも感じているようにとらえたのは私の勝手な思い込みなのでしょうか。


誰しも、変化や成長を望む気持ちや意思はもっているのではないかと思っています。顕在意識的に本人が気づいていなくても、潜在意識には変化や進むことを望む魂というか意識があるでしょう。もし、顕在化できていないのであれば、それはトラウマや幼少期の体験からくる諦めの力が大きいように思います。つまりは、そんなことおもったところで無駄であるという刷り込みがなされているのでしょう。もし、そうであれば、せっかく生まれてきた今世をなんとも無味乾燥なまま生きることにはならないでしょうか。辛い事もあるかもしれないですが、それに勝る喜びや楽しさもあるでしょう。この喜びや楽しみを感じる人が増えればいいのになと思いました。


環境の力というか、影響力の大きさを強く感じたわけですが、この諦め感は今の日本とは異質というか次元が異なるものでした。医療と学費は無料なので、希望すれば大学まで入学は可能です。しかし、大学を卒業するひとは入学者のうち20%もいないそうです。頑張るモチベーションがわかないのでしょう。初めて就職する先は、国が勝手にきめるそうです。その後、一定期間たつと、転職が可能になり、その時は、私たちがしっているように転職活動をして、採用してもらえたら新しい職につけるそうです。しかし、公務員である限りほぼ月収は同じ、40クック。1クックが1ドルとほぼ同じなので、約40ドルというイメージです。これでは、たとえビザがおりても、海外に行くのは難しいですね。


その意味において、日本がいかに自由で、可能性があるのかということでしょうか。変化を望めば、キューバに比べれば容易に変化を手にすることができるわけです。社会主義と一緒にしてどうするんだといえばもともこもないですが、与えられている環境の理解をするために、こういった場に身をおくことは必要なことかもしれません。だから頑張ればいいという単純な話ではもちろんありませんが、エネルギーや磁場的にもずいぶん異なる世界に身をおいたのは思った以上に私の内面に影響がありそうです。












睡蓮と意識

一悟術リーダー ヒーラー 由利真理恵